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データ復旧サービスの料金相場はどれくらい?値段が変わる理由を解説

データ復旧サービスの料金相場はどれくらい?値段が変わる理由を解説

外付け・内蔵HDDなどのメディアが不具合を起こして、データを復旧させたいと思った場合、気になることの一つが「どれくらいの費用がかかるのか?」という点でしょう。

そこで今回は、メディアの種類別に、一般的なデータ復旧サービスの料金相場を詳しく解説します。併せて、どのような条件で値段が変わるのかなど、料金体系を確認する際のポイントについてもご紹介しましょう。

データ復旧はどの業者に依頼すればいいの?そんなお悩みを解決します。

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当社A1データは日本で初めてデータ復旧サービスを提供した会社です。データ復旧業界で最も古い業界の長だからこそ、業界のすべての会社の特徴やその会社の実態を把握しています。お客様の壊れた機器の症状と損傷具合から、適切な費用がどの程度でどの業者なら治せるのかをアドバイス致します。

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データ復旧サービスとは?

データ復旧サービスとは?

データ復旧サービスとは、HDD(ハードディスク)やUSBメモリーなどの記憶媒体が障害を起こしてしまい、データにアクセスできなくなった場合に、専門技術を使って保存されていたデータを取り出す(救出する)サービスのことです。

現在、一般家庭からオフィスまで、パソコンやサーバ、デジタルカメラなど多くのデジタル機器が使われています。こうしたデジタル機器が、万一トラブルに見舞われた際、大切な情報資産を助け出してくれるのがデータ復旧サービスなのです。

データ復旧サービスの料金相場

データ復旧サービスの料金相場

データ復旧サービスの料金相場は、故障の度合いやメディアの種類などで変わります。あくまでも参考情報になりますが、一般的なデータ復旧サービスの料金相場を見ていきましょう。

※ここでは、一般社団法人日本データ復旧協会(DRAJ)会員企業の公式サイト上の情報を参考にしています(2022年7月現在)。

初期調査・初期診断にかかる初期費用

データ復旧サービスでは、実際のデータ復旧をする前に、故障したメディアを事前に確認する「初期調査・初期診断」を行うのが一般的です。初期調査・初期診断にかかる初期費用は、下表のようになります。

 初期調査・初期診断料金見積もり
A社(メーカー)無料無料
B社(メーカー)無料無料
C社(専門業者)無料無料

このように、故障したメディアの初期調査・初期診断は無料、また、データ復旧費用の見積もりも無料なのが一般的です。「どれくらいの費用がかかるのか不安…」という場合でも、無料対応を明示している専門業者であれば安心して相談できるでしょう。

パソコンのHDD(外付け・内蔵)など大容量メディアのデータ復旧費用

HDDなどの大容量メディアの復旧費用は、メーカーの自社製品かどうかや、障害の程度によって異なります。HDDなど大容量メディアのデータ復旧費用の目安は、下表のようになります。

 料金目安
A社(メ―カー)・自社製品33,000円~132,000円
・他社製品44,000円~143,000円
※自社・他社製品いずれも重度障害の場合は別途見積もり
B社(メ―カー)33,000円~132,000円
※自社・他社製品いずれも同料金。重度障害の場合は別途見積もり
C社(専門業者)29,700円~
※容量、台数、障害の種類などによって変動

※HDD1台(1ドライブ)当たりの料金目安

データ復旧サービスでは、障害の程度を軽度・中度・重度に分類しています。どこに分類されるかで作業内容や難易度が変動し、料金も変わるのです。
障害の分類は会社によって定義が異なりますが、例えば、以下のような障害の内容になります。

  • 軽度:論理障害で軽微なOS障害やファイルシステム障害(破損・損失)
  • 中度:データ初期化・削除(論理障害)、軽微な物理障害
  • 重度:高度な解析を要する論理障害、HDDの開封が必要な障害

USBメモリー、SDカードのデータ復旧費用

USBメモリー、SDカードのデータ復旧費用も、大容量メディアの復旧費用と同様に、自社製品かどうかや、障害の程度などによって費用が変動します。USBメモリーやSDカードのデータ復旧費用の目安は、下表のようになります。

 料金目安
A社(メ―カー)・自社製品33,000円~66,000円
・他社製品38,500円~71,500円
※自社・他社製品いずれも中度の物理障害、重度障害の場合は別途見積もり
B社(メ―カー)27,500円~49,500円
※重度の障害の場合は別途見積もり
C社(専門業者)33,000円~
※メディア容量によって変動

CD、DVD、MOディスク、ブルーレイディスクなど小容量メディアのデータ復旧費用

小容量メディアのデータ復旧費用においても、他の記憶媒体と同様に自社製品かどうかや、障害の程度などによって必要な費用が変わってきます。
CD、DVD、MOディスク、ブルーレイディスクなど小容量メディアのデータ復旧費用の目安は、下表のようになります。

 料金目安
A社(メ―カー)・自社製品33,000円~49,500円
・他社製品38,500円~55,000円
※自社・他社製品いずれも軽度・中度の論理障害の場合。
重度および物理障害の場合は別途見積もり
B社(メ―カー)27,500円
※中度・重度の障害の場合は別途見積もり
C社(専門業者)44,000円~66,000円
※メディアの種類によって変動

携帯電話・スマートフォンのデータ復旧費用

携帯電話会社が公式に提供しているサービスを利用すると、携帯電話やスマートフォンのデータ復旧も可能な場合があります。
ここでは、主要な携帯電話会社3社のデータ復旧サービスの概要をご紹介しましょう(2022年7月現在)。

・NTTドコモ「ケータイデータ復旧サービス」
NTTドコモの「ケータイデータ復旧サービス」は、24時間、オンライン(ドコモオンラインお手続きサイト)で申込むことができるサービスです。復旧データの受け取りも来店不要で、アプリで受け取れます。

復旧できるデータは以下のようなものです。

  • 電話帳
  • 動画と画像
  • スケジュールやメモ
  • ドコモメール
    ※機種やOSによって復旧できないデータもあり。

データ復旧料金は「ケータイ補償サービス」などに加入した時期によって異なります。2019年5月31日までに「ケータイ補償 お届けサービス」「ケータイ補償サービス」「ケータイ補償サービス for iPhone & iPad」へ加入した場合は、1,100円、2,200円、8,800円のいずれかになります。2019年6月1日以降に「ケータイ補償サービス」へ加入した場合は、1,100円です。

なお、データを取り出せなかった場合には代金は不要になります。サービスの詳細は以下の公式サイトで確認できます。
ケータイデータ復旧サービス | サービス・機能 | NTTドコモ

・au「auスマートサポート」
auの「auスマートサポート」は、auスマートサポートに加入している会員なら、AOSデータ社のデータ復旧サービスを優待割引価格で利用できるサービスです。
例えば、スマートフォンの軽度障害の場合、通常52,800円かかるところが、サービスを利用すると以下の目安料金で済みます。

  • 水漏れや水没など:4,708円
  • 画面割れ:16,478円
  • 筐体割れ:42,240円

また、重度障害の場合の目安料金は、通常107,800円が86,240円になります。サービスの詳細は以下の公式サイトで確認できます。
auスマートサポート(会員制サポートサービス) | サービス・機能 | au

・ソフトバンク「メモリーデータ復旧サポート」
ソフトバンクの「メモリーデータ復旧サポート」は、水漏れ・水没・破損によって電源が入らなくなった携帯電話やタブレットのメモリーのデータ復旧を行うサービスです。ソフトバンクショップで受付・返却をしており、復旧時には1週間ほど故障端末を預ける必要がありますが、その間は代替機を貸し出しています。

復旧に成功した場合のみ料金が発生し、復旧費用は5,500円です。サービスの詳細は以下の公式サイトで確認できます。
水濡れ・水没・破損した携帯電話からほかの携帯電話にデータを移行する/メモリーデータ復旧サポート | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

データ復旧サービスの値段が変わる主な理由

データ復旧サービスの値段が変わる主な理由

一般的に、データ復旧サービスの費用は、復旧の対象となるメディアの種類や、発生している障害のレベルなどによって変わってきます。どのような場合に費用の差が生じることになるのか、主な理由について確認しておきましょう。

データ復旧するメディアの種類

復旧対象となるメディアの種類によって復旧費用は異なります。HDDのような大容量メディアの復旧費用は、USBメモリーやSDカードなどの小容量メディアの復旧費用よりも高くなるのが一般的です。これは、HDDなどの大容量メディアの方が、復旧対象となるデータ数が多いためです。データ数が多ければそれだけ復旧にかける時間や手間が増えるので、費用もアップするということになります。

また、大容量データを格納できるメディアは構造も複雑なので、専門的な知識が必要になる点も料金が高くなる理由の一つです。

障害の種類(物理障害・論理障害)や復旧難易度

障害の種類や、障害の程度によっても費用が異なります。障害の種類は大きく「論理障害」と「物理障害」の2種類に分かれます。論理障害は、OSやファイルシステムの破損、データ消失などに起因して、メディアに保存したデータが見られなくなってしまう障害です。HDDをフォーマットしたり、データを削除したりなど、人為的なミスなどの場合も論理障害に該当します。

一方の物理障害は、衝撃や落下、水没など物理的な原因によってメディアが故障して、データを見ることができなくなった障害を指します。

さらに、論理障害と物理障害のいずれも障害の程度が、軽度・中度・重度に分類されます。こうした障害の種類と程度の組み合わせで復旧の難易度が変化し、復旧サービスの費用にも差が生じます。軽度の論理障害が最も安く、重度の論理障害や物理障害になると別途見積もりが必要になる傾向です。

データ復旧するメディアの容量

データ復旧の対象となるメディアの容量によっても復旧費用は異なります。大容量メディアには大量のデータが格納されていることが多く、データ復旧の手間や時間がかかるからです。単純に計算した場合、2TBのメディアは、1GBのメディアの約2,000倍の容量があります。復旧作業の手間や時間が大きく変わることがお分かりいただけるでしょう。

また、HDDのような容量が大きなメディアの構造の方が、SDカードのような小容量のメディアよりも構造が複雑で、復旧に専門的な知識が必要です。そのため、一般的にはメディア容量が大きなメディアのデータ復旧サービスの費用の方が高いと考えていいでしょう。

設備の充実やセキュリティ体制

データ復旧サービスの費用は、復旧作業を行う設備の充実度合いや、セキュリティ体制によっても変わります。設備が充実している専門業者は、情報漏洩対策やセキュリティ確保のためのシステムや、作業環境に必要な機器・設備を整備しているからです。中には、クリーンルームを設置している専門業者も見られます。

特に、セキュリティ体制の構築・維持には相応の費用も必要になるため、安全性の高い専門業者ほどこれらのコストを料金へ反映せざるを得ません。大切なデータの復旧を依頼する場合には、単純に料金比較だけで安価な専門業者へ依頼することはせず、セキュリティ面などを含めてトータルで検討することが大切です。

土曜・日曜・祝日などの緊急対応

メディアの故障は、土曜・日曜・祝日、深夜時間帯などに関係なく発生する可能性があります。そのため、データ復旧サービスを提供している専門業者の中には、休日や深夜にも対応する体制を整えているところも少なくありません。

休日や深夜の作業には割増料金が必要になることが一般的ですが、通常の営業時間外でも緊急対応してくれるため、万一に備えて、事前に緊急対応している専門業者を把握しておくと安心です。

データ復旧できないときは「費用請求なし」のケースもある

データ復旧できないときは「費用請求なし」のケースもある

データ復旧サービスを利用する場合に、「データ復旧ができなかった場合には費用はいただきません」と明記している専門業者も見られます。いわゆる成功報酬方式で、データ復旧に成功した場合のみ費用を請求するという契約です。

この際、データ復旧の「成功」の定義や条件をあらかじめ確認しておきましょう。例えば、全てのデータを対象とするか、それとも一部のデータを対象にするかでは、復旧結果が大きく変わるからです。適切なサービスを提供しているところであれば、初期診断・初期調査やその後の見積もり段階で、データ復旧成功の定義や条件などについて説明してくれるはずです。

データ復旧の料金相場を知って最適な専門業者を選ぼう

データ復旧の料金相場を知って最適な専門業者を選ぼう

HDDなど記憶メディアのデータ復旧サービスは、メディアの種類や容量、障害の種類、障害の程度などによって費用が変わってきます。一般的には、小容量メディアの軽度の論理障害が最も費用が安く、大容量メディアで重度の物理障害が最も費用がかかります。

故障の初期調査・初期診断や見積もりは無料対応としているデータ復旧サービスが多いため、万一、メディアが故障した際には、まずは相談してみるのがいいでしょう。
ただし、データ復旧に失敗すると、データそのものを消失してしまう恐れがあります。重要なデータを復旧させたい場合は、実績が豊富で信頼できるデータ復旧専門業者への依頼を検討するのがおすすめです。

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