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パソコン(PC)を分解して掃除・クリーニングする時の注意点とは

パソコン(PC)を分解して掃除・クリーニングする時の注意点とは

パソコンはビジネスや趣味などさまざまなシーンで活躍する便利なツールですが、毎日のように漫然と酷使し続けてはいないでしょうか?パソコンは精密機械ですので、定期的にメンテナンスをしなければ、いつか突然のトラブルに見舞われてしまうかもしれません。そこで今回は、パソコンを分解して掃除する方法をご紹介します。

パソコンを分解して掃除するメリット

パソコンを分解するのは少々大変ですが、内部を綺麗に掃除することでさまざまなメリットがあります。

たとえばパソコンは使用すると熱を持ちます。そして、使用し続けることでその熱が高まり、パソコンが壊れてしまうことがあります。そのため、パソコン本体各所には、冷却装置や排熱装置が取り付けられています。しかし、汚れがたまると冷却および排熱の効率が落ちてしまいます。パソコンの内部を掃除すれば、そのような事態におちいることはありません。

そして、ほこりが基板上にたまると、ショートや破損の原因になります。掃除をしておけば、こうした危険なトラブルの発生率も下げることができます。

また、掃除をして冷却ファンのほこりを取り除くと、少ない回転数でも十分な風を送れるようになり、まるで購入時のような省電力化が期待できるというメリットがあります。

パソコンを分解して掃除するデメリット

パソコンを分解して掃除することにはデメリットもあります。たとえば分解することで、基本的にメーカーのサポート修理が受けられなくなってしまいます。
なので、分解しての掃除は、あくまでも自己責任の範囲内で行わなければなりません。

また、パソコンのパーツにはデリケートなものが多く、掃除の際に雑な扱い方をすると破損させてしまうこともあります。パーツは丁寧に扱い、安全な分解を心がけましょう。

パソコンを分解して掃除する際に注意すべきポイント

きちんとポイントを押さえた作業をすれば、パソコンの分解はそこまで難しいものではありません。以下にそのポイントをまとめたので、ご確認ください。

パーツおよび配線の配置

掃除後は分解したパーツを元に戻さなければなりません。どの部品がどこにあったのか、配線がどこに接続されていたのかを、マニュアルなどで確認しておきましょう。元に戻す自信がない人は、分解前の状態を撮影しておくと安心です。

静電気対策をしておく

自分が静電気を帯びた状態で各部品に触れると、それだけで故障を招いてしまうことがあります。作業前には金属に触れて身体にたまった静電気を放電し、静電防止用のゴム手袋を着用してから掃除をはじめましょう。

念のためデータのバックアップを取っておく

細心の注意をはらっているつもりでも、予期せぬトラブルで機器を破損してしまうことがあるかもしれません。万一にそなえてデータのバックアップは必ず取っておいてください。

パソコンを分解しての掃除は慣れないうちは手間もかかりますし、注意しなければならないことも数多くあります。しかし、内部の掃除をすることで、上記にあげたようなメリットを得られます。みなさんも分解しての掃除に挑戦してみてはいかがでしょうか。