ビデオカメラのデータ復旧方法|原因と自力でできる対処法【専門業者の選び方】

  • ビデオカメラのデータが突然消えてしまった
  • ビデオカメラのデータ復旧は自分でもできる?
  • 子どもの成長記録や家族の思い出が詰まった動画を失いたくない

ビデオカメラのデータが突然消失すると、誰でも不安や焦りを感じてしまいます。誤った対処法を行うとビデオカメラのデータが二度と戻ってこなくなるため、注意が必要です。

この記事ではビデオカメラのデータが消失する原因や自分でできる復旧方法、データ復旧専門業者に依頼した方が良いケースを解説します。記事を読めばビデオカメラのデータ復旧に関する正しい知識が身に付き、適切な対処法を選択できます。

ビデオカメラのデータ復旧は原因に応じた適切な対処法の選択が必要です。簡単なトラブルであれば自分で対応し、ビデオカメラ自体が損傷している場合はデータ復旧専門業者へ依頼しましょう。

エーワンデータ株式会社 代表取締役社長 本田 正
監修者

エーワンデータ株式会社 代表取締役社長
本田 正

1994年に日本で最初にデータ復旧サービス事業を創設したエーワンデータ株式会社の代表取締役社長。
データ復旧の権威として一般社団法人 日本データ復旧協会の初代会長に就任。現在は理事となり、日本のデータ復旧業界健全化に努めている。

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ビデオカメラのデータ復旧が必要になる主な原因5選

カメラ機材の故障やデータ復旧が必要になる主な原因と複数のレンズ・本体

ビデオカメラのデータが消えてしまう要因は複数あります。誤操作による削除や突発的な故障など、大切なビデオカメラの映像を失ってしまうトラブルは予期せず発生するものです。事前にビデオカメラのデータ消失リスクへの理解を深めておけば、万が一の際も落ち着いて対処できます。

ビデオカメラのデータ復旧が必要になる主な原因は以下のとおりです。

  • 誤操作によるデータ削除
  • ビデオカメラ本体の故障・不具合
  • SDカード・内蔵メモリの破損
  • 水没・落下などの物理的損傷
  • 経年劣化によるデータ消失

誤操作によるデータ削除

ビデオカメラのデータが消失する原因の中で最も多いケースが誤操作によるデータ削除です。ビデオカメラの誤操作によるデータ削除は以下のように発生します。

  • 必要な動画を不要な動画と間違えて削除してしまう
  • 誤ってフォーマット(初期化)を実行する
  • SDカードを初期化してしまう
  • 必要な動画データをパソコンで削除してしまう
  • データ移行中に中断してしまう

多くのビデオカメラの機種では削除やクイックフォーマット(※1)なら、上書きが起きる前なら復元できる場合もあります。ただし、上書きやフルフォーマット(※2)やセキュア消去(※3)などが行われると復旧が困難または不可能になるため、注意が必要です。

※1 クイックフォーマットとは、迅速にフォーマットを行う方法です。ディスク上のファイルシステムの情報を新しく書き換えるだけであり、データそのものは消去されません。
※2 フルフォーマットとは、ディスクを完全にフォーマットする方法です。
※3 セキュア消去とは、HDDやSSDなどのストレージデバイスに搭載された機能で、デバイス内部のコマンドを使ってデータを完全に消去して復元を不可能にする処理です。

ビデオカメラ本体の故障・不具合

ビデオカメラの故障や不具合で大切なデータを失い、悩んでいる男性のイメージ

ビデオカメラ本体の故障や不具合はデータ消失の原因となります。ビデオカメラ本体の故障や不具合によって起こる現象は以下のとおりです。

  • 電源が入らない
  • 画面が映らない
  • ボタンが反応しない
  • 動作が不安定になる
  • 異音がする

ビデオカメラ本体の故障や不具合は、内部の電子部品や回路の問題が原因で発生します。ビデオカメラ本体の故障や不具合が発生した場合は自分で復旧することが難しいため、データ復旧専門業者へ相談しましょう。

SDカード・内蔵メモリの破損

ビデオカメラのデータが失われる要因として、SDカードや内蔵メモリといった記録媒体の破損が挙げられます。ビデオカメラの記録メディアは繊細であり、物理的な衝撃や電気的なトラブルによって正常に動作しなくなるからです。

撮影中に突然ビデオカメラのSDカードが認識されなくなるケースや、ファイルシステムに異常をきたす論理障害などが代表的な破損の原因です。記録媒体の故障によってビデオカメラの映像を再生できない事態に陥った際は、専門技術を用いたデータ復旧が必要になります。

水没・落下などの物理的損傷

落下などの物理的損傷により、レンズのガラスが激しくひび割れたビデオカメラの状態

水没や落下といった物理的な損傷も、ビデオカメラのデータが失われる主要な原因です。精密機器であるビデオカメラは外部からの衝撃や環境変化に弱く、少しの不注意が致命的な故障につながってしまいます。

砂や埃の侵入によるビデオカメラの動作不良や高温環境下での部品劣化、液晶画面の破損といったトラブルも物理的損傷です。

ビデオカメラの物理的損傷は本体だけでなく、SDカードや内蔵メモリのデータにも被害が及ぶ場合があります。ビデオカメラの物理的損傷によるデータ復旧には高度な技術を要するため、データ復旧専門業者への相談が賢明です。

経年劣化によるデータ消失

ビデオカメラを長期間使用していると、内部の電子部品や記録媒体が劣化し、データが読み取れなくなる場合があります。データ消失につながる可能性のあるビデオカメラの経年劣化の例は以下のとおりです。

  • 内部の電子部品の劣化
  • バッテリーの寿命
  • 記録媒体の劣化
  • 基板の腐食
  • コンデンサの劣化

経年劣化によるデータ消失は、長期間使用しているビデオカメラで発生しやすい問題です。ビデオカメラの定期的なメンテナンスや適切な保管を心がければ、経年劣化によるデータ消失のリスクを軽減できます。

ビデオカメラのデータ復旧方法【自分でできる対処法】

自分でできるビデオカメラのデータ復旧方法として、パソコンを操作し対処している様子

ビデオカメラのデータが消えてしまった場合でも、トラブルの原因が軽微な論理障害(※4)であれば、自力でデータを復旧できる可能性があります。焦ってデータ復旧専門業者に依頼する前に、まずは自分で行えるいくつかの対処法を確認しておきましょう。自分でできるビデオカメラのデータ復旧方法は以下のとおりです。

  • 直ちに撮影や操作を中止して電源を切る
  • 一度だけ再起動を試す
  • データ復元ソフトを使用する

» ソフトを使って自分でHDDのデータを復旧する方法を解説!

※4 論理障害とは、HDDやUSBメモリなどの記録メディア自体は物理的に故障していないのに、データが破損・消失して読み書きできなくなる状態を指します。データ領域を復元することで記録が戻る可能性があります。

直ちに撮影や操作を中止して電源を切る

データを削除してしまった場合、ビデオカメラ本体の操作でデータ復旧させる機能は搭載されていません。ビデオカメラの設定を変更したり試し撮りをしたりすることで新しいデータが上書きされてしまうと、復旧できるはずだった映像が永久に失われてしまいます。データが消えてしまったビデオカメラの対処法は以下のとおりです。

すぐに録画・再生を停止する
ビデオカメラのデータ上書きを防ぐため、何もせずに直ちに電源を切ってください。
SDカードや記録メディアを取り出す
SDカード記録の場合は、カードをビデオカメラから抜きます。内蔵メモリの場合は、電源を切ったままにしてください。

データが復旧しない場合は、データ復旧専門業者に依頼するなど他の方法を検討しましょう。

一度だけ再起動を試す

ビデオカメラの不具合時に一度だけ試すべき再起動や設定確認の操作画面

ビデオカメラのデータ復旧を試みる際は、一度だけ再起動を試しましょう。再起動はビデオカメラの一時的な不具合を解消できる可能性があります。ビデオカメラの再起動の手順は以下のとおりです。

  1. 電源を完全に切る
  2. 数分間待つ
  3. 再度電源を入れる

ビデオカメラの再起動後はデータが復旧しているか確認しましょう。ただし、再起動を繰り返すとデータが完全に失われるリスクがあるため注意が必要です。ビデオカメラを一度再起動しても問題が解決しない場合は、他の復旧方法を検討しましょう。

データ復元ソフトを使用する

ビデオカメラの軽度な障害であれば、データ復元ソフトを使用することで解決できる可能性があります。データが消えてしまったように見えても、ビデオカメラの記憶媒体の深層には映像データが残っているケースが多いからです。

ビデオカメラのデータ復元ソフトは無料版から有料版までさまざまな種類があります。ビデオカメラのデータは容量が大きいため、保存容量や機能に制限のない有料版の使用が推奨されます。

データ復元ソフトでスキャンしてもビデオカメラのデータが見つからない場合は、操作を中断して速やかにデータ復旧専門業者へ相談しましょう。

ビデオカメラのデータ復旧で絶対にやってはいけないこと3選

ビデオカメラの故障状態を確認しデータ復旧を試みようとしている手元の様子

ビデオカメラのデータが消えた際に、誤った操作を繰り返すとデータ復旧専門業者でも復旧が困難になるケースがあります。ビデオカメラのデータ復旧で、絶対にやってはいけないことは以下のとおりです。

  • 電源の入り切り・再起動を繰り返す
  • SDカードやメモリの抜き差しを繰り返す
  • 自己判断でフォーマットや修復を実行する

電源の入り切り・再起動を繰り返す

ビデオカメラの不具合発生時に電源のオン・オフや再起動を繰り返す行為は、データ復旧の成功率を下げてしまいます。ビデオカメラに電源が入るたびに機種の仕様によっては、システムが記憶媒体の管理情報を読み込み自動的に新たな「書き込み」を行ってしまうからです。

電源の入り切りや再起動を繰り返すと、ビデオカメラの寿命を縮める原因にもなります。ビデオカメラのデータ復旧を試みる際は、電源の入り切りや再起動を繰り返さないようにしましょう。

SDカードやメモリの抜き差しを繰り返す

デスクの上に置かれたデジタルカメラと取り出されたSDカード、背景にパソコンのキーボードがある様子

ビデオカメラのトラブル発生時にSDカードやメモリを何度も抜き差しする行為は、データ復旧を困難にする可能性があります。SDカードやメモリの繰り返しの抜き差しによって発生する具体的なリスクは以下のとおりです。

  • 接続端子の摩耗や変形による接触不良
  • 通電の遮断や過負荷に伴うデータの完全消失
  • ショートなどによる内部電子部品の劣化・故障

SDカードやメモリの抜き差しを繰り返すと、接続端子やデータ管理領域に新たな負荷がかかり、状況をさらに悪化させてしまいます。SDカードやメモリの抜き差しを繰り返す行為はデータの破損だけでなく、ビデオカメラ本体の寿命を縮める原因にもなるので注意が必要です。

自己判断でフォーマットや修復を実行する

ビデオカメラにエラーが表示された際、自己判断でフォーマット(初期化)や自動修復機能の実行は避けた方が無難です。フォーマットや修復の操作はデータの保護ではなく、エラーを解消して機械として再び使える状態にすることを目的としています。

「フォーマットする必要があります」という警告に従うと、データや管理情報がリセットされる可能性があるため注意が必要です。ビデオカメラの修理ではなくデータ復旧が目的の場合は、フォーマットや修復を行わずに対処しましょう。

ビデオカメラのデータ復旧を専門業者に依頼すべきケース

ビデオカメラのデータ復旧を専門業者に依頼するメリットと修理サービスのイメージ

ビデオカメラのデータが消失した際に、自分では対処できない場合はデータ復旧専門業者への依頼が賢明です。誤った操作や復旧作業を行うと、ビデオカメラのデータが永遠に失われてしまうリスクがあります。ビデオカメラのデータ復旧をデータ復旧専門業者に依頼すべきケースは以下のとおりです。

  • ビデオカメラ本体が故障している場合
  • 電源が入らない・画面が映らない場合
  • 内蔵メモリに保存されたデータの復旧がしたい場合

ビデオカメラ本体が故障している場合

ビデオカメラ本体が故障していると思われる場合は、速やかにデータ復旧専門業者へ依頼しましょう。ビデオカメラ内部の電子部品や回路が破損している物理障害(※5)が発生している可能性が高く、個人での対処が困難だからです。ビデオカメラ本体が故障している際に発生する症状は以下のとおりです。

  • 電源が入らない
  • 画面が映らない
  • ボタンが反応しない
  • 異音がする

物理障害が原因で故障したビデオカメラのデータを取り出すには、高度な専門技術が不可欠です。自分で無理に操作せずにデータ復旧専門業者に相談しましょう。

※5 物理障害とは、落下や水没、経年劣化などにより、ビデオカメラが物理的に壊れてしまった状態を指します。

電源が入らない・画面が映らない場合

電源が入らない、または画面が映らない状態のSONY製ビデオカメラとデータ復旧作業の準備

ビデオカメラの電源が入らない・画面が映らない場合、バッテリーの充電や、正しく装着されているかなど基本的な確認を行ってください。確認をしても異常が見つからずビデオカメラの電源が入らない・画面が映らない場合は、ビデオカメラ本体の故障修理を行うことによりデータが認識できる場合があるので、一度メーカーへ相談することをおすすめします。

メーカーからパーツの交換等によりデータが保証できないと言われた場合、修理の前にまずデータ復旧専門業者へデータ復旧を依頼する選択が賢明です。

ビデオカメラの電源が入らない・画面が映らない症状は、内部の電子部品や回路の問題が原因で発生します。バッテリーの劣化やシステムの不具合が原因でもビデオカメラの電源が入らない・画面が映らない症状は起こります。

ビデオカメラの電源が入らない・画面が映らない場合のデータ復旧には専門的な知識と技術が必要です。ビデオカメラの電源が入らない・画面が映らない場合のデータ復旧は、データ復旧専門業者に相談しましょう。

内蔵メモリに保存されたデータの復旧がしたい場合

内蔵メモリのデータを取り出すにはビデオカメラ本体の精密な分解作業が必要になることがあります。市販のデータ復旧ソフトは使用できないケースが大半です。データ復旧専門業者は、一般的には以下のような高度な手順で安全に作業を行います。

  1. ビデオカメラ本体を慎重に分解する
  2. 基板から内蔵メモリチップを取り出す
  3. 専用の解析機器で直接データを読み取る
  4. 復旧したデータを別の媒体に保存する

ビデオカメラの内蔵メモリからデータを復旧するには、障害の状況に応じた専門的な設備と技術によるサポートが必要です。ビデオカメラ本体の内蔵メモリに保存されたデータの復旧がしたい場合は、データ復旧専門業者に相談することをおすすめします。

ビデオカメラのデータ復旧専門業者の選び方

ビデオカメラのデータ復旧専門業者による丁寧なカウンセリングと選び方のポイント

ビデオカメラのデータ復旧専門業者の選び方は以下のとおりです。

  • 無料診断・無料見積もりに対応しているか
  • 料金体系が明確で成功報酬型かどうか
  • ビデオカメラ・動画データの復旧実績があるか

» おすすめのデータ復旧専門業者10選を解説!

無料診断・無料見積もりに対応しているか

無料診断・無料見積もりに対応しているかどうかは、ビデオカメラのデータ復旧専門業者を選ぶ際の重要なポイントです。無料診断・無料見積もりに対応しているデータ復旧専門業者を選ぶと以下のメリットがあります。

  • 初期費用を抑えられる
  • 正確な見積もりがわかる
  • 複数の業者を比較できる
  • 追加料金のリスクを減らせる
  • 安心して依頼できる

無料診断・無料見積もりに対応しているデータ復旧専門業者を選ぶ際は、診断結果の説明が丁寧かどうかも確認しましょう。

料金体系が明確で成功報酬型かどうか

ビデオカメラのデータ復旧サービスにおける明確な料金体系と見積書の確認イメージ

ビデオカメラのデータ復旧専門業者を選ぶ際は、料金体系が明確であり成功報酬型を採用しているかを確認しましょう。

完全成功報酬型であれば、データ復旧に失敗した場合の復旧作業費は請求されません。ただし、返送料や部品代といった諸費用が発生することがあるため、契約前に全費用についての詳細を確認しましょう。

費用を抑えて安心して任せるため、事前に詳細を確認し、明朗会計かつ成功報酬型のビデオカメラのデータ復旧専門業者を選びましょう。

エーワンデータでは24時間体制で無料相談を受け付けており、ビデオカメラの無料調査にも対応しています。復旧できなかった場合は復旧作業費が発生しない成功報酬型のため、初めてデータ復旧を依頼する方でも安心して相談できます。

ビデオカメラ・動画データの復旧実績があるか

ビデオカメラ・動画データの復旧実績があるかどうかは、ビデオカメラのデータ復旧専門業者を選ぶ際のポイントです。ビデオカメラ・動画データの復旧実績が豊富なデータ復旧専門業者を選ぶと、以下のメリットがあります。

  • 専門的な知識と技術がある証明になる
  • 最新の復旧技術を持っている可能性が高い

ビデオカメラ・動画データの復旧実績があるデータ復旧専門業者を選ぶ際は、復旧事例や顧客の声も確認しましょう。顧客満足度が高いデータ復旧専門業者は、技術力とサービスの質が裏付けされています。

ビデオカメラのデータ復旧は正しい手順で行おう

運動会などのイベント撮影中に故障したビデオカメラのデータ復旧と液晶画面の確認

ビデオカメラのデータ復旧は、正しい手順で行うことが求められます。ビデオカメラの故障の原因が軽微であれば、自力でデータを復旧できる可能性があります。しかし、不適切な対処をしてしまうと障害が悪化し、復旧できたはずのビデオカメラのデータが完全に消失してしまうリスクがあるため注意が必要です。

電源の入り切りやSDカードの抜き差しの繰り返し、フォーマットを安易に行うとビデオカメラのデータを致命的に壊す原因となります。データ復旧の成功率を高めるためには、自己判断での無理な操作を避け、データ復旧専門業者へ相談することも含めて慎重に行動しましょう。