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まさかのパソコン水没!大切なデータだけでも救出はできないの?

まさかのパソコン水没! 大切なデータだけでも救出はできないの?

ノートパソコンの水没事故をはじめ、パソコンが水に濡れて動かなくなってしまったというケースは少なくありません。しかし、慌てずに正しく対処をすれば、HDD(ハードディスク)内のデータを無事に救出できることもあります。ここでは、水没/水濡れによって動かなくなったパソコンから、データを復旧する方法をみていきましょう。

すぐに電源をオフ! 電源オンだけは絶対にダメ

まず、水没/水濡れしたパソコンは、何も症状が出ていないように見えても「すぐに電源をオフ」、そして「電源をオンにしない」ことが鉄則です。

ではなぜ、電源をオンにしてはいけないのでしょう。それは水没や水に濡れたパソコンは内部に入り込んだ水(や水分)によってショートが起こり、パソコンの各部が物理的に破損してしまうからです。特に、HDDの周辺でショートが起こり、HDD自体が破損してしまうと、データの復旧は絶望的です。ですから、水没/水濡れしたパソコンに対して、間違っても「試しに電源を入れてみよう」などと思ってはいけません。

パソコンに水は禁物――そんなことは当たり前だとわかっていても、最近ではビジネスをはじめ、ノートパソコンを持ち歩く機会が増えています。すると、外出先の思わぬ場所で水に濡らしてしまったり、突然の大雨で多量の雨水がかかってしまったり、また、オフィス内でもパソコンに飲み物をこぼしてしまったりと、これらのことが原因でパソコンを水浸しの状態にしてしまうケースが少なくありません。

乾燥させれば大丈夫? 実はそれもNG

では、パソコンを濡らしてしまった場合、内部まで完全に乾燥させればよいのでしょうか。

実は、意外なようですが、これも基本的にはやってはいけません。ドライヤーなどで強制的に乾燥させるのは論外ですし、自然乾燥であっても適切な対応とはいえません。その理由は、水に含まれる不純物が基盤などの表面に固着して、後で除去できなくなってしまうからです。当然、コーヒーやジュースではなおさら危険です。とにかく、早く対処する必要があります。

電源を入れるのもダメ、乾燥もダメ。ではどうするかというと、一刻も早く、専門のデータ復旧業者に持ち込むことが最善の策となります。水没/水濡れから大事なデータを救出するには、残念ながら事実上、これ以外の手段がありません。データ復旧業者では、多数の水没したHDDを取り扱ってきたノウハウで、可能な限りデータを復旧できるよう状況に応じた最善の処置を行ってくれます。

早ければ早いほどデータ復旧の可能性UP

一刻も早く、といいましたが、どれぐらい具体的な時間的な猶予があるのでしょうか。ある事例では、水没後1週間では大半のデータが復旧できたが、1か月になるとほとんど復旧できなかった、という報告もあります。これを基に考えると、一日でも早く、専門のデータ復旧業者に持ち込むのが得策といえるでしょう。HDDの水没/水濡れは時間との勝負になります。

また、海水に浸かってしまった場合でも復旧できるのでしょうか。真水ならまだしも、海水は塩分もあるし、さすがに無理なのでは…と思われる方も多いと思います。しかし、津波などで水没したパソコンから、HDDのデータが復旧できた事例もあります。簡単に諦めてしまわずに、すぐにデータ復旧業者に相談してみることをおすすめします。

ネット情報に惑わされず、まずは専門業者に相談を

「ネットを見ると、乾燥させたら自分で復旧できたという記事もあるよ」という方もいらっしゃいます。しかし実際には先述の通り、不純物などの影響で、データ救出の可能性は低くなってしまいます。趣味のパソコンで残すほどの大したデータは入っていないとか、バックアップを完璧に取ってあるなどであれば別ですが、重要な業務データが入ったパソコンで試すのはとても危険です。絶対にやめましょう。やはり「水没/水濡れしたパソコンはすぐにデータ復旧業者に相談する」というのが正解といえます。

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